司法試験・予備試験・ロー入試に向けた会社法

司法試験上位合格者が会社法についてわかりやすく解説します

2021年(令和3年)司法試験考査委員(商法学者)

 

こんにちは、コポローです。

今日は、商法の司法試験員(学者枠)について、紹介したいと思います。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。

ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2021年の司法試験委員(商法学者)3名について、専門分野や著作を紹介します。

 

神作裕之(東京大学

東大卒 

主にドイツ法系(アメリカ法も)

研究分野は極めて広く(商法・会社法はもちろん、信託法や金融法も研究されている)、専門領域の特定は困難。強いて言えば、企業結合か。

参考リンク↓

http://www.kansaku.j.u-tokyo.ac.jp/

 

最近の論文(司法試験に関連するもの)

「議決権行使書面と会社の勧誘する委任状の取扱い[東京高裁令和元.6.21決定]」ジュリスト (1553), 103-106, 2021

「座談会・令和元年会社法改正」法の支配 (199), 5-55, 2020-1

 「社外取締役 : 選任の義務付け,業務執行の委託 (特集 2019年会社法改正)」ジュリスト1542号40頁(2020)

   

齊藤真紀(京都大学

京大卒

ドイツ法系 師匠は森本滋 

研究分野は債権者保護、企業結合など。

 

最近の著作(司法試験に関連するもの)

「商号続用者の責任再考」川濵・前田・洲崎・北村還暦『企業と法をめぐる現代的課題』(2021)

「株主提案権の規制 (特集 2019年会社法改正)」ジュリスト1542号27頁(2020)

判例評釈「会計帳簿等閲覧謄写請求における請求理由の具体性および閲覧謄写の範囲[東京高裁平成28.3.28判決]」商事法務2230号81頁(2020)

判例評釈「子会社管理にかかる親会社取締役の責任(福岡魚市場株主代表訴訟事件控訴審判決)[福岡高裁平成24.4.13]」商事法務2100号83頁(2016)

 

そのほか著作等について参考となるサイトはこちら↓

京都大学 教育研究活動データベース

https://law.kyoto-u.ac.jp/kyoin/list/saito_maki/

 

 齊藤先生著作(共著)の教材↓

→令和元年会社法改正について重要ポイントがまとまっています。

 

 

 

久保田安彦(慶応大学)

早稲田卒 指導教授は酒巻俊雄。

アメリカ法・イギリス法系

主な研究分野は、資金調達・株式関係(広い!)

 

最近の論文等(司法試験に関係しうるもの)↓

「令和元年会社法改正と取締役の報酬等規制」商事法務2232号18頁(2020)

判例評釈「公開買付け後に行われる全部取得条項付種類株式の取得価格(最決平成28・7・1) 」法学教室471号(2019番)10頁

「資本充実規制の再検討」商事法務2207号(2019)52頁

「わが国におけるコーポレート・ガバナンスをめぐる議論の展開」法律時報91巻3号(2019)11頁

 

その他の業績等の参照リンク↓

研究者詳細 - 久保田 安彦

 

 久保田先生著作の教材と論文集↓