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2021年(令和3年)司法試験考査委員(刑法学者)

 

 

こんにちは、コポローです。

司法試験考査委員(商法)の紹介記事が好評でしたので、他の分野についても書いていきたいと思います!!

今回は、刑法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2021年の司法試験委員(刑法学者)3名について、専門分野や著作を紹介します。

考査委員の専門分野から見ると、正当防衛・詐欺罪・共犯などを絡めた出題がありそうな予感がします。

 

①橋 爪 隆 (東京大学

東京大学法学部卒業。師匠は西田典之

専門は、正当防衛ですが、総論・各論ともに守備範囲は広いです。

  

最近の著作(このほか法学教室で講座を長年連載されています(おすすめです!)

判例評釈) 侵害を予期した上で対抗行為に及んだ場合における刑法36条の急迫性の判断方法[最高裁平成29.4.26決定]論究ジュリスト29号(2019)198頁

「非接触型のわいせつ行為について」研修860号(2020)3頁

「特殊詐欺の「受け子」の罪責について」研修827号(2017)3頁

危険運転致死傷罪の解釈について」法曹時報 69(3), 667-704, 2017-03

 

参考リンク↓

 橋爪 隆|教員紹介|東京大学法学部・大学院法学政治学研究科 (u-tokyo.ac.jp)

 

橋爪先生著作(共著を含む)の教材

 

法学教室での連載を単行本にしたもので、わかりやすくておすすめです。

各論はまだ単行本化されてないので、法学教室を読みましょう。

 

 

非常に定評のある演習書です。2020年12月21日に第3版が出ました!

 

故・西田先生の刑法各論は名著です。橋爪先生による補訂版が出ています。

   

②松 原 芳 博 (早稲田大学

 早稲田大学出身。

責任が専門ですが、幅広い分野について論文や評釈を書かれています。

 

最近の著作等はこちら↓

「あおり運転裁判の刑法学的検討 : 実行行為、因果関係、故意をめぐって[横浜地判平成30.12.14 他]」法学セミナー 66(2), 4-9, 2021-02

東名高速あおり運転事件と自動車運転処罰法の改正」法律時報 92(11), 97-100, 2020

「目的犯と共犯」研修864号(2020)3頁 

「詐欺罪と承継的共犯 : 送付型特殊詐欺事案における受け子の罪責をめぐって」法曹時報70巻9号2337頁(2018)

判例評釈「暴力団関係者であることを申告せずにゴルフ場の利用を申し込む行為と詐欺罪[最高裁第二小法廷平成26.3.28判決,最高裁第二小法廷平成26.3.28決定]」論究ジュリスト23号(2017)182頁

 

参考ウェブサイト↓

早稲田大学 研究者データベース (waseda.jp)

 

松原先生執筆の教科書はこちら↓

  

法学セミナーの連載を単行本化したものです。

単著なので、 一貫性があります。

   

③ 十 河 太 朗(同志社大学

同志社大卒。専門は共犯。

 

最近の論文等

「共犯関係の解消と共謀の射程 (特集 共犯論の現状と課題)」刑法雑誌60(1-3), 39-51, 2021-01

「共謀の射程の意義 」同志社法学72(4), 1341-1360, 2020-10

「共謀の射程、共犯関係の解消 (特集 ケーススタディで考える特殊詐欺)」法学セミナー 64(12), 26-32, 2019-12

 「結果的加重犯の共同正犯に関する一考察 」同志社法学69巻7号(瀬川晃教授古稀記念論集)2977頁(2018)

「 騙されたふり作戦と詐欺未遂罪の共犯」同志社法学70巻2号(2018)413頁

「身分犯と『作為義務』」 (特集 「作為義務」の各論的検討)刑法雑誌56巻2号292頁(2017)