司法試験・予備試験・ロー入試に向けた会社法

司法試験上位合格者が会社法についてわかりやすく解説します

2021年(令和3年)司法試験考査委員(労働法学者)

こんにちは、コポローです。

今回は、労働法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2021年の司法試験委員(労働法学者)2名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①水 町 勇一郎(東京大学

東京大学卒業。フランス法系。

幅広く執筆されていますが、強いて専門を挙げれば、働き方改革・パートタイム労働・差別規制あたりです。 

  

最近の論文等

「日本的雇用の迷宮 : 正規・非正規格差最高裁五判決と労使関係[令和2.10.13最高裁第三小法廷判決 他]」中央労働時報 (1270), 4-33, 2021-02

判例評釈「労働判例速報 有期契約労働者への賞与・退職金の不支給と「正社員人材確保」論 : 大阪医科薬科大学事件/メトロコマース事件[最高裁令和2.10.13判決]」ジュリスト (1552), 4-5, 2020-12

判例評釈「被用者から使用者への逆求償の可否―福山通運事件」ジュリスト1543号4頁(2020)

「コロナ危機と労働法」中央労働時報 (1264), 16-29, 2020-08

「リーマン危機、コロナ危機とフリーランス : フリーランスの安全網の課題」都市問題 111(8), 12-17, 2020-08

「『働き方改革』の到達点と課題」法律時報91巻2号54頁(2019)

「有期・無期契約労働者間の労働条件の相違の不合理性―ハマキョウレックス(差戻審)事件・長澤運輸事件最高裁判決を素材に」労働判例1179号5頁(2018)

 「鼎談 「パートタイム・有期雇用労働法」の施行で何が起きているか」Best partner 32(9), 4-14, 2020-09

労働判例速報 65歳定年制における定年延長拒否の違法性の判断 : 同志社事件[京都地裁令和2.3.17判決]ジュリスト (1548), 4-5, 2020-08

 

参考リンク↓

東京大学社会科学研究所:スタッフ:水町勇一郎 (u-tokyo.ac.jp)

 

水町先生の著作はこちらです↓

  

とても分かりやすいと定評のある基本書です。

 

 

 司法試験学習に必要十分な演習書としておすすめです。

   

②鎌 田 耕 一 (東洋大学名誉教授)

中央大学卒。ドイツ法系。

派遣労働・請負労働・業務委託といった、典型的な雇用関係以外の関係に基づく労働関係について研究されてきました。

 

最近の論文等

「変化する労働市場において求人メディア業界はどうあるべきか? : 求人情報適正化推進協議会・鎌田耕一委員(東洋大名誉教授)に聞く : 「求人情報提供ガイドラインと適合メディア宣言制度」の現状」人材ビジネス 36(2), 26-29, 2021-02

「雇用によらない働き方をめぐる法的問題」日本労働研究雑誌61巻5号4頁(2019)

判例評釈)精神障害者に対する公共職業訓練不合格処分の違法性 : 検討判例 国・高知県(公共職業訓練不合格取消等)事件[高知地裁平30.4.10判決]労働判例1208号90頁(2019)

「非雇用型就業者と法的保護」労委労協728号23頁(2017)

「雇用類似の働き方と労働法制の課題 : ILOの取り組みを中心に 」Work & life = ワークアンドライフ : 世界の労働 2018(5), 2-8, 2018

 

鎌田先生の執筆の概説書はこちら↓

  

余力のある人は図書館などで目を通してみましょう。
 
以上の2名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!