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2021年(令和3年)司法試験考査委員(経済法学者)

こんにちは、コポローです。

今回は、経済法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2021年の司法試験委員(経済法学者)2名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①武 田 邦 宣(大阪大学

神戸大学卒業。アメリカ法系。

幅広く執筆されていますが、強いて専門を挙げれば、企業結合あたりです。 

  

最近の論文等

「データの集中と企業結合規制」法律時報1135号(2019年)

「デジタル・エコノミーにおける競争政策の課題」世界経済評論 63(2), 30-37, 2019-03

「人材獲得市場における共同行為と独占禁止法」ジュリスト1523号 36頁(2018)

判例評釈)「単独型競争の実質的制限と問題解消措置」平成29年度重要判例解説254頁(2018)

「企業結合規制の現代的課題」公正取引 (810), 23-28, 2018-04

 

参考リンク↓

研究者詳細 - 武田 邦宣 (osaka-u.ac.jp)

 

武田先生の著作(共著含む)はこちらです↓

  

信頼できる執筆陣による演習書です。

 

 

条文を出発点としたわかりやすい教科書です。

武田先生のほか、考査委員である栗田先生も執筆陣に含まれており、マストバイですね。

   

②栗 田 誠 (白鷗大学)

東京大学卒。

下記ウェブサイトによると、問題関心や研究テーマは以下とのことです。

【問題関心】
1 独占禁止法を中心とする経済法における実効的なエンフォースメントの仕組み
2 規制産業における支配的事業者による排除行為に対する独占禁止法規制
3 知的財産権の濫用的行使に対する独占禁止法規制
4 米国反トラスト法及びEU競争法を中心とする競争法の国際比較
5 東アジアの競争法の共通課題の検討と競争法整備支援

【現在の研究テーマ】
1 独占禁止法の違反行為類型別にみたルール形成の現状と課題
2 不公正な取引方法規制の再編成
3 金融分野における独占禁止法の適用
4 東アジアの競争法と競争法整備支援

 

最近の論文等

独占禁止法のエンフォースメントの諸相」白鴎法学 26(1), 209-224, 2019-06

 「独占禁止法の行政的エンフォースメントの再評価」上杉秋則・山田香織編著『独禁法のフロンティア』(商事法務・2019年)

独占禁止法違反行為類型と法科大学院教育」千葉大学法学論集32巻3・4号62(1)-30(33)頁(2018年)

「排除行為規制の現状と課題」金井貴嗣・土田和博・東條吉純編『経済法の現代的課題(舟田正之先生古稀祝賀)』(有斐閣・2017年)175-195頁
独占禁止法の行政的エンフォースメント―排除措置命令とその手続を中心に」日本経済法学会年報38号67-89頁(有斐閣・2017年)

独禁法判例研究会報告 東京都発注個人防護具入札談合事件[平成29.12.12排除措置命令]」公正取引 (816), 98-105, 2018-10

 

※過去問の分析をされており、注目ですね↓ 

「司法試験 論文式試験(選択科目)「経済法」試験問題の分析」公正取引 (811), 52-62, 2018-05

 

参考リンク

教員紹介詳細|教員紹介 法学部専任教員|カリキュラム|法学部|学部・大学院|白鴎大学 (hakuoh.jp)

 

栗田先生の執筆(共著)の概説書はこちら↓

 
 手続面に詳しい本です。余力のある方は図書館で参照してみましょう。
武田先生のところで挙げた「条文から学ぶ独占禁止法」が一番のおすすめです。
 
以上の2名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!