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2021年(令和3年)司法試験考査委員(環境法学者)

 

 

こんにちは、コポローです。

司法試験考査委員(商法)の紹介記事が好評でしたので、他の分野についても書いていきたいと思います!!

今回は、環境法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心・問題意識や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2021年の司法試験委員(環境法学者)2名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①大 塚 直 (早稲田大学

東京大学卒。アメリカ法系。

父は刑法学者の大塚仁(豆知識)。

民事法関係から出発しつつ、環境法を幅広く研究されています。 

 

最近の論文等

福島原発訴訟判決における権利侵害・過失及びリスク論について」法律時報 93(3), 11-16, 2021-03

「解体等工事の石綿飛散の防止 : 大気汚染防止法2020年改正の趣旨と課題」ジュリスト(1553), 68-74, 2021-01

「九州建設アスベスト訴訟福岡高裁判決(福岡高判令元・11・11)における製造者の責任」 Law & technology (87), 28-36, 2020

「世界環境憲章の課題(序説) : 汚染者負担原則を中心として」環境法研究(11), 1-29, 2020

「事故調査による真相究明と、民事責任の事故抑止機能」法律時報 91(1), 84-88, 2019

「環境法における費用負担・実施責任 : 炭素回収貯留(CCS)立法における国の責任の在り方を中心として」環境法研究(9), 33-66, 2019

 

参考リンク

早稲田大学 研究者データベース (waseda.jp)

 

大塚先生著作の教材

 

定評のある基本書です。2020年7月に改訂された最新版です。

   

②大久保規子(大阪大学

 一橋大学出身。

行政法的な観点から研究されており、専門は公共利益訴訟です。

 

最近の論文等

「持続可能な発展に向けた法的課題」環境情報科学 49(4), 8-12, 2021

判例評釈「土壌汚染状況調査報告義務付け処分取消訴訟判決[最高裁平成24.2.3] 」環境法研究(10), 143-153, 2020年

自治体争訟の動向と課題」都市問題 110(12), 36-44, 2019年

「環境と司法 環境団体訴訟はなぜ必要なのか : 環境民主主義の国際潮流」世界 (893), 191-198, 2017年

「 沖縄/琉球における環境と人権 沖縄の環境と人権」国際人権 : 国際人権法学会報 (29), 45-49, 2018

「環境と司法 環境団体訴訟はなぜ必要なのか : 環境民主主義の国際潮流」世界 (893), 191-198, 2017-04

 

参考ウェブサイト

 研究者詳細 - 大久保 規子 (osaka-u.ac.jp)

 

最近の著作(共著)はこちら↓

 

 やや古いですが、コンパクトで分かりやすい教科書です。

 

以上の2名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!
 
 

 他分野の考査委員についてはこちらをご覧ください↓