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2021年(令和3年)司法試験考査委員(国際法学者)

 

 

こんにちは、コポローです。

司法試験考査委員(商法)の紹介記事が好評でしたので、他の分野についても書いていきたいと思います!!

今回は、国際関係法(公法系)の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2021年の司法試験委員(国際法学者)2名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①酒 井 啓 亘 (京都大学

京都大学卒。

研究テーマは次の通りです(京大ウェブサイトからの引用)

これまで、国連の平和維持活動(PKO)の変容をめぐる考察を軸に、冷戦後の国連平和維持機能の展開過程を実証的に検証してきたが、90年代末から現在まで設置され国連憲章第七章に基づく行動を許可されているPKOの事例研究から抽出されるPKOの活動原則(同意原則、公平原則、自衛原則)の再検討作業を終えたところである。
 現在は、その成果を踏まえて、国連と地域的機関との関係につき具体的事例を検討しながら、国連平和維持機能の包括的な評価を行う準備段階にある。
 研究会や共同プロジェクトにおける国際司法裁判所判例研究を通じて、国際裁判の手続的制度的展開とその法的意義のほか、国際判例を通じた国際法の実体法上の発展・法形成などにも注目し考察を行っている。」

  

最近の論文等

「国際裁判における非拘束的文書の役割と裁判所の機能」国際法外交雑誌118(2), 201-230, 2019年

 「国際司法裁判所と「国際立法」 : グローバル化時代の国際社会におけるその意義」法律時報 89(10), 27-32, 2017年

「国連平和活動と日本の国際平和協力の今後 : 「9条-PKO活動原則体制」の下での課題」国際問題(654), 17-28, 2016年

 

参考リンク

 酒井 啓亘 | 教員一覧 | 京都大学 法学部・法学研究科 (kyoto-u.ac.jp)

 

酒井先生著作(共著)の教材

 

量と(解説の)質の両面において、定評のある判例教材です。

 

 

少し古いですが、非常に詳しく、わかりやすい、自学自習用に最適の教科書です。

 

②河 野 真理子 (早稲田大学

東京大学卒。

研究テーマは国家責任、国家契約、外国投資保護、紛争解決手続です。

 

最近の論文等

「新法の要点 対内直接投資の促進と国家安全保障」ジュリスト1546号, 65-70, 2020年

「現代国際社会における自由貿易に関する条約体制の諸相」序文 フィナンシャル・レビュー 2019(5), 1-7, 2019年

南シナ海仲裁の手続と判断実施の展望 (南シナ海比中仲裁後のアジアの海)」国際問題(659), 12-24, 2017年

 

参考ウェブサイト

早稲田大学 研究者データベース (waseda.jp)

 

最近の著作(共著)はこちら↓

 

コンパクトで定評のある教科書です。 

 

 

こちらは入門書ですが、説明がわかりやすく、参考となります。
 
以上の2名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!
 
 

 他分野の考査委員についてはこちらをご覧ください↓