司法試験・予備試験・ロー入試に向けた会社法

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2022年(令和4年)司法試験考査委員(商法学者)の分析

 

こんにちは、コポローです!

今日は、商法の司法試験員(学者枠)について、紹介したいと思います。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。

ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2022年の司法試験委員(商法学者)3名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①神作裕之(東京大学

東大卒 

主にドイツ法系(アメリカ法も)

研究分野は極めて広く(商法・会社法はもちろん、信託法や金融法も研究されている)、専門領域の特定は困難。強いて言えば、企業結合か。

参考リンク↓

http://www.kansaku.j.u-tokyo.ac.jp/

 

最近の論文(司法試験に関連するもの)

・「現代における株主権の意義と課題」東京株式懇話会會報 (837), 2-65, 2021-10

・「コーポレートガバナンス・コード改訂とガバナンス改革」旬刊商事法務(2264), 4-21, 2021-06

・「議決権行使書面と会社の勧誘する委任状の取扱い[東京高裁令和元.6.21決定]」ジュリスト (1553), 103-106, 2021

・「座談会・令和元年会社法改正」法の支配 (199), 5-55, 2020-1

 ・「社外取締役 : 選任の義務付け,業務執行の委託 (特集 2019年会社法改正)」ジュリスト1542号40頁(2020)

   

 

 

②齊藤真紀(京都大学

京大卒。

ドイツ法系。師匠は森本滋先生。 

研究分野は債権者保護、企業結合など。

 

最近の著作(司法試験に関連するもの) 

・「令和元年会社法改正(5)社外取締役の活用」 日本取引所金融商品取引法研究 (20), 2-36, 2021-12

・「商号続用者の責任再考」川濵・前田・洲崎・北村還暦『企業と法をめぐる現代的課題』(2021)

・「株主提案権の規制 (特集 2019年会社法改正)」ジュリスト1542号27頁(2020)

判例評釈「会計帳簿等閲覧謄写請求における請求理由の具体性および閲覧謄写の範囲[東京高裁平成28.3.28判決]」商事法務2230号81頁(2020)

判例評釈「子会社管理にかかる親会社取締役の責任(福岡魚市場株主代表訴訟事件控訴審判決)[福岡高裁平成24.4.13]」商事法務2100号83頁(2016)

 

そのほか著作等について参考となるサイトはこちら↓

京都大学 教育研究活動データベース

https://law.kyoto-u.ac.jp/kyoin/list/saito_maki/

 

 齊藤先生著作(共著)の教材↓

→令和元年会社法改正について重要ポイントがまとまっています。

 

 

→第一線の研究者による事例演習書で、難易度はやや高めです。

 

 

③松中学(名古屋大学

令和4年度から考査委員に加わりました。
出身は大阪大学。師匠は吉本健一先生。
アメリカ法系。
専門は、新株発行規制(特に不公正発行)。