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2022年(令和4年)司法試験考査委員(憲法学者)

こんにちは、コポローです。

今回は、憲法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2022年の司法試験委員(憲法学者)4名について、専門分野や著作を紹介します。

考査委員の専門分野から見ると、表現の自由、個人情報(プライバシー)、憲法訴訟に関連した出題がありそうな予感がします。参政権に関する問題も出題されやすそうです。

   

 

 

①宍 戸 常 寿 (東京大学

東京大学法学部卒業。天才の呼び声高いスーパー憲法学者です(笑)。

2012~13年米国カリフォルニア大学バークレーロースクールに客員研究員。

専門は、情報法・AIと法をはじめ、幅広いです。

  

最近の著作(たくさんあるので、ほんの一部です。詳しくは下記サイトを参照)

 「新型コロナウイルス感染症立憲主義 (コロナと共に生きる世界・社会と法) 」法律時報 93(3), 82-86, 2021-03

「デジタル経済社会における個人と国家 」経団連 69(2), 27-29, 2021-02

パンデミック下における情報の流れの法的規律」論究ジュリスト35号63-69頁(2020年)

「裁判を受ける権利の現在と未来」憲法研究 (7), 73-84, 2020

「インターネット上の誹謗中傷問題 : 特集に当たって」ジュリスト  (1554), 14-18, 2021

「プライバシーと個人情報―近時の個人情報保護法制の動向を踏まえつつ―」西村あさひ法律事務所編=太田洋・石川智也・河合優子編著『個人情報保護法制大全』15-28頁(商事法務、2020年)

「地方行政のデジタル化と個人情報保護」地方自治 (876), 2-19, 2020-11

「 国家秘密の保護」「取材協力者と報道の自由」「公共放送」「受信料」鈴木秀美山田健太編『よく分かるメディア法(第2版)』54-57頁、160-163頁(ミネルヴァ書房、2019

 

参考リンク↓

宍戸常寿のホームページ – 東京大学大学院法学政治学研究科教授 (u-tokyo.ac.jp)

 

宍戸先生著作(共著を含む)の教材↓

 

人権分野の定評のある教科書です。メインでの使用に向いています。

 

こちらの統治分野の教科書も定評があり、おすすめの一冊です。

 

 

宍戸先生の問題意識や着眼点を知るうえで有益な副教材です。

高度かつ含蓄のある本なので、上級者向けです。

 

 

共著の演習書です。2020年に第2版が出ました。

私も初版を愛用しておりました。憲法の演習書の中ではおすすめです。 

宍戸先生の本格的論文集です(2021年1月に増補版が出ました)。

超上級者(または宍戸ファン)向けです。

 

 

   

 

 

②市川 正人(立命館大学

京都大学卒。アメリカ法系。

専門分野は、表現の自由規制立法の違憲審査基準、憲法訴訟、法曹養成制度(司法制度改革)です。

 

最近の論文等

表現の自由を改めて考える : 表現の自由の保障の意味 」(特集 あいちトリエンナーレ 「表現の不自由展・その後」中止問題を考える):法と民主主義543号16頁(2019)

判例評釈)裁判官のツイッター投稿の「品位を辱める行状」該当性[最高裁平成30.10.17決定]民商法雑誌155巻4号804頁(2019)

表現の自由 : 表現内容規制・内容中立的規制二分論 」(特集 再確認・憲法の基本)法学教室452号22頁(2018)

適用違憲・再考 : 違憲審査と違憲判断の方法について(2)」立命館法學 2017(4), 1445-1484, 2017

「公共施設における集会の自由に関する一考察 : 金沢市役所前広場訴訟を素材に」立命館法學 2017(3), 799-831, 2017

 

 

参考ウェブサイト↓ 

 研究者学術情報データベース (ritsumei.ac.jp)

 

市川先生執筆の教科書はこちら↓

 

少し古いですが、コンパクトで読みやすいです。

   

 

 

③ 山元 一(慶応大学)

令和4年度から司法試験考査委員に加わりました。

学部は早稲田卒、修士・博士は東大卒。フランス法系。

研究テーマは、グローバル化の進展によって、憲法学、国家に関する基礎理論・人権論・統治機構論はどのような課題に直面しているのか」とのこと。

このほか、憲法訴訟ジェンダーに関する著作も多いです。

 

最近の論文等

グローバル化憲法秩序」『法学セミナー』774号〔2019年〕12-17頁

「覚書:グローバル化時代における『市民社会』志向の憲法学の構築に向けて」『法律時報』90巻10号〔2018年〕74-79頁

司法権憲法訴訟の課題・再考」憲法研究  (7), 1-5, 2020

「司法制度改革20年と司法・憲法訴訟」憲法研究(7)7-29,2020

 

参考ウェブサイト

 研究者詳細 - 山元 一 (keio.ac.jp)

 

山元先生の執筆した教科書はこちら↓

 

 

 

 

 

④只 野 雅 人(一橋大学

専門分野は、参政権選挙制度・議会制度です。
 
最近の論文等
「特集 2019年参院選における投票価値較差(2)投票価値の平等と二院制の趣旨」法律時報2455号108頁(2020)
「首相の優位と解散総選挙 : 安倍政権下の選挙と憲法」選挙研究 : 日本選挙学会年報 36(2), 80-91, 2020
参議院改革と政治改革25年 (特集 政治改革と選挙制度の課題) -- (政治改革25年と統治機構・再考)」憲法研究5号35頁(2019)
 
参考ウェブサイト↓
 
只野先生執筆(共著)の教科書はこちら↓
  
 
只野先生は教科書や演習書はあまり出されていません。
論文や専門書の形での著作が多いです。
 
 
以上の4名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!
 
   
 

 他の科目の考査委員についてはこちらをご覧ください↓

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