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2022年(令和4年)司法試験考査委員(労働法学者)

こんにちは、コポローです。

今回は、労働法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2022年の司法試験委員(労働法学者)2名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①水 町 勇一郎(東京大学

東京大学卒業。フランス法系。

幅広く執筆されていますが、強いて専門を挙げれば、働き方改革・パートタイム労働・差別規制あたりです。 

  

最近の論文等

業務委託契約による英会話講師の労働者性 : NOVA事件[名古屋高裁令和2.10.23判決]」ジュリスト (1567), 127-130, 2022-02

「アイドルの活動参加への「諾否の自由」と「労働者」性[Hプロジェクト事件[東京地判令和3.9.7]」ジュリスト (1565), 4-5, 2021-12

「国交応諾命令と労働委員会の裁量 : 山形県・県労委(国立大学法人山形大学)事件[仙台高判令和3.3.23]」ジュリスト (1561), 4-5, 2021-08

「能力・経験を活かせない業務への配転命令の権利濫用性 : 安藤運輸事件[名古屋高判令和3.1.20」ジュリスト (1556), 4-5, 2021-04

「日本的雇用の迷宮 : 正規・非正規格差最高裁五判決と労使関係[令和2.10.13最高裁第三小法廷判決 他]」中央労働時報 (1270), 4-33, 2021-02

判例評釈「労働判例速報 有期契約労働者への賞与・退職金の不支給と「正社員人材確保」論 : 大阪医科薬科大学事件/メトロコマース事件[最高裁令和2.10.13判決]」ジュリスト (1552), 4-5, 2020-12

判例評釈「被用者から使用者への逆求償の可否―福山通運事件」ジュリスト1543号4頁(2020)

「コロナ危機と労働法」中央労働時報 (1264), 16-29, 2020-08

「リーマン危機、コロナ危機とフリーランス : フリーランスの安全網の課題」都市問題 111(8), 12-17, 2020-08

「『働き方改革』の到達点と課題」法律時報91巻2号54頁(2019)

「有期・無期契約労働者間の労働条件の相違の不合理性―ハマキョウレックス(差戻審)事件・長澤運輸事件最高裁判決を素材に」労働判例1179号5頁(2018)

 「鼎談 「パートタイム・有期雇用労働法」の施行で何が起きているか」Best partner 32(9), 4-14, 2020-09

判例速報「 65歳定年制における定年延長拒否の違法性の判断 : 同志社事件[京都地裁令和2.3.17判決]」ジュリスト (1548), 4-5, 2020-08

 

参考リンク↓

東京大学社会科学研究所:スタッフ:水町勇一郎 (u-tokyo.ac.jp)

 

水町先生の著作はこちらです↓

  

とても分かりやすいと定評のある基本書です。

 

 

 司法試験学習に必要十分な演習書としておすすめです。

   

 

 

②水島郁子(大阪大学理事・副学長)

令和4年度から司法試験考査委員に加わりました。

京都大学卒。ドイツ法系。

幅広く研究されており、専門はやや絞りにくいですが、あえていえば、働き方改革安全配慮義務あたりでしょうか。

 

最近の論文等

感染症リスクと労働者の安全 」法律時報 93(1), 1-3, 2021-01

フランチャイジーの労働者性」中央労働時報 (1271), 4-18, 2021-03

「雇用社会の変容と社会保障法制の役割 (特集 雇用社会の変容と社会保障法(その1))」社会保障法研究 (13), 63-85, 2021-01

「有期契約労働者が定年退職後に再雇用された者であることは、労働契約法20条の『その他の事情』として考慮される事情に当たるとした事例[最高裁平30.6.1判決] (判例評論(第730号))」判例時報 (2421), 165-171, 2019-12-01

「時給制の有期アルバイト職員への賞与不支給と労働契約法20条[大阪高裁平成31.2.15判決]」新・判例解説watch : 速報判例解説 25, 261-264, 2019-10

「子会社従業員のセクシュアルハラスメント相談等に関するグループ親会社の責任 : イビデン事件(最一小判平成三〇年二月一五日集民二五八号四三頁」阪大法学69(1), 131-145, 2019-05

 

参考サイト

研究者総覧 - 大阪大学 (osaka-u.ac.jp)

 

以上の2名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!
 

 他分野の考査委員についてはこちらをご覧ください↓

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