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2022年(令和4年)司法試験考査委員(環境法学者)

 

 

こんにちは、コポローです。

 

今回は、環境法の司法試験考査員(学者枠)を紹介します。

司法試験の出題は、主として学者委員が問題案を持ち寄り、投票・議論等を経て決まります。ですので、学者委員の関心・問題意識や考え方を知っておくことは有益です。

以下では、2022年の司法試験委員(環境法学者)2名について、専門分野や著作を紹介します。

 

①大 塚 直 (早稲田大学

東京大学卒。アメリカ法系。

父は刑法学者の大塚仁(豆知識)。

民事法関係から出発しつつ、環境法を幅広く研究されています。 

 

最近の論文等

「環境法の魅力 : 環境法の過去・現在・未来 」法学セミナー 67(1), 33-38, 2022-01

「プラスチック問題の包括的解決に向けて (INDUST特集 プラスチック資源循環の夜明け)」Indust 産廃処理の総合専門誌 36(8), 6-9, 2021-08

「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律についての考察」Law & technology (92), 29-39, 2021-07

「わが国における温暖化対策の現状と課題(序説) (特集 気候変動を巡る法政策)」

環境法研究 (12), 1-28, 2021-05

地球温暖化対策推進法改正、及び環境影響評価法下の風力発電のアセス規模要件引き上げについて」環境管理  57(6), 44-48, 2021-06

福島原発訴訟判決における権利侵害・過失及びリスク論について」法律時報 93(3), 11-16, 2021-03

「解体等工事の石綿飛散の防止 : 大気汚染防止法2020年改正の趣旨と課題」ジュリスト(1553), 68-74, 2021-01

「九州建設アスベスト訴訟福岡高裁判決(福岡高判令元・11・11)における製造者の責任」 Law & technology (87), 28-36, 2020

「世界環境憲章の課題(序説) : 汚染者負担原則を中心として」環境法研究(11), 1-29, 2020

「事故調査による真相究明と、民事責任の事故抑止機能」法律時報 91(1), 84-88, 2019

「環境法における費用負担・実施責任 : 炭素回収貯留(CCS)立法における国の責任の在り方を中心として」環境法研究(9), 33-66, 2019

 

参考リンク

早稲田大学 研究者データベース (waseda.jp)

 

大塚先生著作の教材

 

定評のある基本書です。2020年7月に改訂された最新版です。

 

コンパクトな教科書で、繰り返し読むのに最適です。

2021年4月に第3版が出ました。

   

 

 

②髙橋 滋(法政大学)

令和4年度から司法試験考査委員に加わりました。

学部は東大卒。大学院は一橋大。

 

研究分野は下記の通り(ウェブサイトからの引用)

行政法全般を研究。特に、行政訴訟法、行政不服審査法、行政手続法。行政裁量論、公文書管理法、公務員法。環境法も研究。特に、土壌汚染対策法、リスク管理行政論。」

原発規制なども研究されているようです。

 

最近の論文等(環境法に関連しそうなもの)

「事故賠償制度の現状と課題 : 行政法の視点から (特集 事故賠償制度の現状と課題)」論究ジュリスト  (29), 100-106, 2019

原子力法の諸問題 : 行政訴訟の役割を中心に」環境法研究 (5), 117-128, 2016-07

原子力関連施設をめぐる紛争と行政訴訟の役割 」一橋法学 14(2), 367-385, 2015-07「最新判例演習室  産業廃棄物処分場許可の取消しの義務付け[福島地判平24.4.24]
」法学セミナー 57(11), 129, 2012-11

 

参考ウェブサイト

髙橋 滋 (hosei.ac.jp)

 

最近の著作はこちら↓

 

髙橋先生は環境法の教科書を書いていませんが、行政法の教科書を書いています。

 

 

最近出た専門書ですが、原発規制関連のことが書かれています。

興味のある方は図書館で読んでみるとよいでしょう。

 

以上の2名の先生については、論文や判例評釈(百選解説など)を見かけたときに、積極的に読んでみるとよいと思います!!問題意識や考え方を知ることができるからです。
 
考査委員の著作等については、今後も、随時情報更新していきます!
それではまた!!